BONNOU THEATER

ツイッターやってます(@bonkurabrain)。煩悩を上映する場。連絡先:tattoome.bt@gmail.com

生活がHIPHOP(うぇるかむとぅかなざわ)~田我流@金沢~

先日、金沢MANIERというクラブに田我流がやってくるということで、遊びに行ってきた。

 

この日は朝から仕事で、たまたま定食屋でお昼を食べてる時、NHKの『ドキュメント72時間津軽海峡年越しフェリー」』がテレビで流れていた。

NHKドキュメンタリー

 

いろんな人間がいるなあ、なんかいいなあ、と思いながら刺身定食を食っていたら、最後の方になんか見たことある顔が…。

「デミさん…?」

また映るタイミングを逃さないようにテレビを凝視。

NIPPSじゃん!!!!!!!

函館移住!!!???やべー!!!

となった。

そんな1日の始まり。

(再放送だったのね。しかも結構話題になってたらしい。。)

 

話を戻す。

田我流はファーストアルバムのころからずっと追い続けており、

B級映画のように2』は本当に傑作で、死ぬほど聴きこんだ。

B級映画のように2

B級映画のように2

 

最近では、BAD HOPのような川崎サウスサイドのゲットー出身のラッパーたちが人気になっている中、山梨一宮町というド田舎の鬱屈した思いからここまでのし上がるという部分にもとても感銘を受けた。

 

3.11以降は積極的な活動を見せ、選挙への呼びかけなども行っている姿はとても印象的であった。
【選挙フェス】@渋谷ハチ公 13 07 20 cro-magnon feat 田我流 選挙に行こう! ゆれる

 

また、その活動も多岐にわたっており、ここまで全国区のアーティストになっても山梨をレペゼンし続け、山梨のお店などを紹介しているのも素晴らしい。


田我流の「うぇるかむ とぅ やまなし」vol.7【喫茶あさげ・うどん いち】

 

そんな田我流を初めて生で見れるということで、行ってきたわけだ。

感想は、、、とてつもない。

ここまでパワーがあるのかと思わされた。ステージではなくフロアでブチかまし、常に観客を沸かせ続けていた。

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 (EVISBEATSとの新曲もやってたけど、はてなブログは動画アップできないんか???)

 

ライブ終了後、少し話をした。

3.11以降の活動の話をすると、

「社会活動をし続けていると、自分が一番やりたい音楽が遠ざかってしまう。音楽ができないと意味がない。」と言っていた。

これは本当にそうだと思う。

しかし一方で、先月逝去したECDはそれを体現していた人間なんだと思わされた。

つまり田我流やECDを含め、「生活がHIPHOPである」ということが何よりも大事で何よりも当たり前だったのだろう。

自分の生活とは何なのかを見据えながら自分に今できることをやるということの難しさを知らされた。

 

今回はDJ CARRECによる30分ECDのみの楽曲をかけるというDJも行われた。

田我流のライブの最後にはみんなで『ロンリーガール』の大合唱が行われた。

ECD亡き今、全員でECDへの思いを天まで飛ばすことができたはずだ。

僕はECDとは考え方も違うし、賛同できないなと思ったこともあるけど、やはりECDが残した功績は僕の中でもとても大きいものだった。

東京ブロンクス繋ぐ直通弾丸列車
途中下車無効
特等席同席するこいつらメッキじゃない
このBuddhaとShakkaは
南無 大神拝みなされ 喝!

(大怪我)

ECD IN THE PLACE TO BE.



 

今回会場で墓場堀士のMIX CDを買ったがこれもまたいやらしくて素晴らしい。。。

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朝からECDとの繋がりを感じる一日だった。