BONNOU THEATER

ツイッターやってます(@bonkurabrain)。煩悩を上映する場。連絡先:tattoome.bt@gmail.com

カナザワ映画祭

「路上」からの叛逆 小林勇貴監督『奈落の翅』

金沢21世紀美術館のシアター21でカナザワ映画祭2021が開催された。 https://www.eiganokai.com/event/filmfes2021/kanazawa/index.html より引用 私は諸事情によってほぼ参加できていないのだが、開催前に「これだけは見なければいけない」という神の啓示を…

「無償の愛」と「血」という呪い 角田龍一(金星宇)監督『血筋』

先日アマゾンプライムで配信されていた角田龍一(金星宇)監督の『血筋』を見たのだが、これがとんでもない作品だった。 https://indelible2020.com/ より indelible2020.com 血筋 Amazon この作品の噂は実は前から聞いていて、2019年のカナザワ映画祭『期待…

街の中華をディグれ!『道(a.k.a 未知)の中華』〜カナザワ映画祭2019番外編2〜

カナザワ映画祭2019の期間中、一番困ったのは食事だった。まず名古屋駅は人が多すぎる。川崎に長いこと暮らしていて、ひとごみなんて当たり前だったが、金沢に引っ越してきてからは人がいない心地よさに慣れてしまったため、名古屋駅のごった返しかたは頭が…

カナザワ映画祭2019『田舎ホラー超大全科』参加レポートその2(5月1日)

前回(カナザワ映画祭2019『田舎ホラー超大全科』参加レポート(4月30日) - BONNOU THEATER)に引き続き、今回は5月1日のレポート。 4月30日は全て見終わったあと、「ファッキャ」ことファーストキャビンで夜を過ごし(ファーストキャビンに宿泊してみたら墓守…

カナザワ映画祭2019『田舎ホラー超大全科』参加レポート(4月30日)

今年もこの時がやってきた。 私が愛してやまない「カナザワ映画祭」。全く知らない土地金沢に引っ越してきた私に最高の娯楽を与えてくれたイベントである。これまでいくつかのレポートを書いているのでそちらもよければ読んでほしい。 jzzzn.hatenablog.com …

2018年印象に残った映画を挙げておく

今年も無事に開けて何より。 しかし、今年の年末年始はバタバタと忙しく、予定も大幅に変更してやっと乗り切ったという感じ。とりあえずは一息。 ツイッターでは、年末から「2018年映画ベスト」的なハッシュタグでいろんなツイートが流れてきて、正直見るの…

これがフィクションへの答えだ!『鏡の中の戦争』

カナザワ映画祭『世界陰謀論大会』にてクーロン黒沢氏の『鏡の中の戦争』を鑑賞した。ただただ、謎の太った漢(敢えて漢と表記する)君塚正太がインタビューで語る様子を永遠と見る映画なのだが、この君塚正太の経歴がものすごいのである。 鏡の中の戦争【予…

カナザワ映画祭2016 ~今禁断の扉(肛門)が開かれる…『ウォーターパワー』~

これまでは、カナザワ映画祭『マッドマックス 怒りのデスロード』、『It is Fine! EVERYTING IS FINE.』、『ロッキーホラーショー』と感想を書かせてもらった。 カナザワ映画祭で見た映画の感想を語るのなら、今年で終わりのカナザワ映画祭の中でも屈指の怪…

カナザワ映画祭2016 〜永遠の時間旅行へ『ロッキー・ホラー・ショー』〜

今日のお昼前、何気なく当ブログのアクセス解析を開いてみたところ、 これまで総アクセス数24とかだったのが急に三桁に…。 一体何が起きてるんだ…と思いながら、ツイッターで「カナザワ映画祭」で検索をかけてみると、カナザワ映画祭主宰の小野寺さんがこの…

カナザワ映画祭2016 〜『It is Fine! EVERYTHING IS FINE.』を観て。我々は大丈夫なのだろうか〜

カナザワ映画祭が終わってから一ヶ月が経った。 全然更新もしてないけど、ひっそりとは続けていこうかと。 今回は、クリスピン・グローヴァーの『It is Fine! EVERYTHING IS FINE.』を見た感想というか、あれを見た時に感じたものを個人的に整理したい。 ま…

カナザワ映画祭2016 〜「体験」としてのマッドマックス〜

「カナザワ映画祭 2016」に参加してきた。 www.eiganokai.com ラインナップもとんでもない。 そして、今日まで行なわれているカナザワ映画祭に9日間ずっと参加して、脳みそが溶けるほどの情報量をどこかにアウトプットしないと気が狂ってしまうと思った。 …